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占部 利充 氏
占部 利充 氏
1978年三菱商事入社。社長室会事務局、米国三菱商事会社(ニューヨーク)、人事部を経て、2000年アイ・ティ・フロンティア(現日本TCS)出向、同社執行役員。2002年コーポレート担当役員補佐、2006年人事部長、2009年執行役員就任、中国副総代表兼香港三菱商事会社社長。2013年4月から現職。(写真:中野 和志)
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 ITを使ってビジネスを作ることが商社のITの醍醐味だ。ビジネスの現場で使うITがますます重要になっている。そこで組織も大きく変えた。

 2014年4月には「IT関連ビジネス開発部」を作った。自動車や流通などの事業部門と一緒にITを活用したビジネスに先行投資する組織だ。

 例えば自動車のIT化を進めるとなると、ITを分かる人間が入ったほうがはるかによい。流通リテールでもITビジネスの出身者が交流する。今後そういう交流をもっと進めていこうと考えている。私自身は特に人材育成という点で、交流させるのは非常に意味があると思っている。

 かつては、本社の会計や取引などバックオフィスにある基幹システムの開発が、IT部門にとっての最大のプロジェクトだった。だが今では、顧客データや物流管理などに結びついたITや、海外の新規事業で使うITへの支援ニーズが増えている。

 実は三菱商事のIT部門は約10年前から、社内の基幹系システムなどを担当する部隊と、SIやコンサルティングなどIT関連事業を担う部隊が同居してきた。途中でいろいろ変遷はあったが、基本的に組織そのものは同居した形が長く続いている。こうした体制は総合商社では現在、三菱商事だけだ。