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 ICTの世界でもウィンドウは文字通りの「窓」と同じく、一定の枠に囲まれた範囲を指すことが多く、人とマシンあるいはマシン同士が一緒に仕事を進める単位となっている。例えば、パソコン画面のウィンドウを考えてみると、人がアプリケーションを使い分ける単位であることが分かるだろう。

 もう少し下のレイヤーでは仕事のまとまりの単位としてウィンドウという言葉を使う。TCP/IPでは応答を待たずに連続送信可能なフレーム数を「ウィンドウサイズ」と呼んで規定している。センサーデータの変化を見る時間軸の幅もウィンドウと言ったりする。こうした「仕事の単位」を意識して、システム全体の最適化を図るのもITアーキテクトの重要な視点だ。今回はパソコン画面におけるウィンドウの基本を整理しておこう。

デスクトップ環境はOSで異なる

 OSは一般的に、人との画面インタフェースを管理するソフトの「ウィンドウシステム」を持っている。ウィンドウシステムは、各ウィンドウの見た目や操作性(ルック&フィール)を統一するソフト「ウィンドウマネージャ」のほか、コマンド入力やファイル操作、Webブラウザーなどの基本的なツール群を含むデスクトップ(あるいはウィジェットツールキット)と協調動作して画面全体を構成する。日本ではカナ漢字変換のFEP(フロントエンドプロセッサ)までを含めてデスクトップ環境と言えるだろう。