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 ITアーキテクトの心得として今回はノーマライズ(正規化)を取り上げる。正規化とはデータ群(属性の集合)を一定のルールで変形して利用しやすくする処理を指す。

 対象は広く、XML文書の整形や浮動小数点表現の調整、Unicode文字の合成・分解などを指す場合もあるが、ITアーキテクトとしては特にリレーショナルモデルの正規化について基本と現実解を押さえておきたい。基本に忠実な「理想形」を追うだけでは性能や運用の問題を解決できないケースがあるからだ。

3段階の正規化

 正規化とリレーショナルモデルはシステム開発の基礎スキルであるが改めておさらいしてみたい。そもそもリレーショナルモデルとは、E.F.コッド氏が提案した「1データ1カ所の原則」を実現する理論であり、データの冗長性排除とトランザクション内の整合を容易に進めるための仕組みだ。

 SQLデータベースはリレーショナルモデルを実装するデータストアであり、正規化はデータベース設計に必須の作業である。正規化は論理的に「関数従属」で説明されることが多いが、理解しやすくするために一般的な伝票を例にしてエッセンスを解説する。

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