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 ICTシステムは、様々なアプリケーションが同時に動作しており、一度に全ての事情を考慮するのは難しい。オンライン/バッチなどの処理形態、Web層/アプリケーション層/データベース層などの機能分散、運用時間帯やピークなどの利用特性により、必要なリソースは異なる。

 一般に、これらがICTリソースに与える負荷(稼働率)をワークロードという。実際には、開始/終了、異常/正常監視、各種ログ取得、データバックアップ/災害対策など、本来の業務処理以外の運用も必要で、これらも考慮して必要リソースやスケジューリングが決まる。

 必要なリソースは、まず処理形態で分類する。会話型のオンラインシステムでは、トランザクションの重さをパターン化し、それぞれの件数を乗じることで通常時の必要リソースを求める。問題は、通常時以外のケースである。

 典型的なのは、突発的なアクセス増だ。例えば、仮想デスクトップでは、始業時にワークロードが増加しやすい。従業員が、一斉に起動とログイン処理を始めるためだ。ECサイトでは、人気コンサートのチケット販売開始の時刻や、ある商品がテレビで紹介されたときなどに、負荷が極端に集中することがある。