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2.2 プロセス2:「課題分析」

 課題分析では,得られた個々の課題を分析する.その課題が挙げられている本当の理由や,その課題だけでは見えていない問題の背景を見つけ出すことにより,解決の方向性を導く.同時に,課題の解決策を深堀りすることで,解決の手段を具体的に導出できるようにする.

2.2.1 タスク1:「CATWOE分析」

 抽出された課題に対しCATWOE分析を課題分析の手法として利用する.CATWOE分析[4],[5] とは,以下にあるように分析のための視点の頭文字であり,これらの視点を使って課題を深く掘り下げるものである.

  • 誰の意見であるか(Customer)
  • 課題を解決する人はだれか( Actor)
  • 課題は何か(pre Transformation process)
  • 望ましい状況とは何か( post Transformation process)
  • なぜその状況が望ましいと思うか(World view)
  • 解決策を支援・中止できる人はだれか(Owner)
  • 実現する際に制約事項はあるか(Environment)

 図4 にCATOWOE分析の例を示す.

 1つの課題に対して繰り返しCATWOE分析を行うと,課題に対する考察がより深まる.このCATWOE分析における「望ましい状態」,「制約事項」,「望ましいと思う理由」は,後述のゴール分析の材料(=ゴール要素)になる.

図4●CATWOE 分析例
図4●CATWOE 分析例