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2.3 プロセス3:「ゴール分析」

 前節の,ステークホルダ分析や課題分析の結果を踏まえ,業務やシステムのあるべき姿の方向性をゴール分析により検討する.

 ゴール分析では,ステークホルダ分析で得られた重要課題,課題分析で得られた「望ましい状態」,「制約事項」,「望ましいと思う理由」を元に,ゴールモデルを作成し,その内容を元に分析を進めていく.

2.3.1 タスク1:「ゴールモデルの作成」

 ゴール分析を実施する際作成するゴールモデルは,複数の「ゴール」(望ましい状態)(期待される状態)をツリー構造として表現していく技法である.

 ゴールモデルは,ある「ゴール」を基準に,以下のようにゴールの上下関係を整理する.

  • その「ゴール」の目的となるゴールを,その「ゴールの上方」に配置
  • その「ゴール」を達成するための手段となるゴールを,その「ゴール」の下方に配置

 上記の関係があるゴール同士を線で結んで構造化,この作業を繰り返していくことでゴールモデルが作成される.最終的にゴールモデルの最下層ゴールが,具体的な課題解決策の候補になるまで,ゴールをブレークダウンしていく.

 上位のゴールは,目的を示し,下位のゴールは目的達成のための手段を示す構造になっている(図5).

図5●ゴールモデルの例
図5●ゴールモデルの例
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