PR

 韓国で8月19日に発売されたGalaxy Note7が、話題をさらっている。

 大画面にSペン(電子ペン)がついているのがNoteの特徴だが、Galaxy Note7は、虹彩認識によるモバイルバンキング利用などセキュリティ機能強化、防水(IP68)、アップグレードしたSペン、外付けで256GBのマイクロSDカード利用可能など、前作のGalaxy Note5より使い勝手がよくなった。

 Galaxy Note7の出荷価格は98万8900ウォン(約9万円)、カラーはシルバー、ゴールド、ブルーの3種で、予約販売ではブルーが最も人気だという。ブラックは10月以降発売予定である。法律で決められた端末購入補助金を合わせると、6万円台で購入できる。

写真●Galaxy Note7体験イベント会場(サムスン電子提供)
写真●Galaxy Note7体験イベント会場(サムスン電子提供)
ソウル市内のあちこちにGalaxy Note7体験ブースが設けられ、虹彩認識やアップグレードしたSペンを体験する人で大盛況となった。
[画像のクリックで拡大表示]
写真●Galaxy Note7(サムスン電子提供)
写真●Galaxy Note7(サムスン電子提供)
iPhone7に対抗するため一足先に新機種を発表したサムスン電子。Galaxy Note7は前作のGalaxy Note5の販売台数の2倍である月平均300万台販売を目標としている。iPhone6の24カ月約定が終わる頃なので、サムスン電子はいつもより機種変更の需要があると見込んでいる。
[画像のクリックで拡大表示]

 Galaxy Note7は外付けメモリーに対応する代わりに、ハードディスク容量64GBの単一モデルになった。5.7QuadHデュアルエッジディスプレイ、Oxtacore2.3GHzQuad+1.6GHzQuad、4GB RAM、バッテリーは3500mAhとかなりハイスペックなスマホである。

ペンの能力が大きく向上

 Sペンはペン先が1.6㎜から0.7㎜に細くなり、本物のペンで書いているような感触だった。Sペンについているボタンの位置も、若干上に調整された。ペンで文字を書こうとしてボタンを押してしまい、字が消えたり色が変わってしまっていらいらすることもなくなった。

 Sペンには、翻訳機能とズーム機能もついた。WEBページや電子本を読みながら翻訳機能を使うと、Sペンで文字をタッチするだけで翻訳できる。画像の中に埋め込まれた文字までも翻訳できるところがいい。8月時点で、38カ国語を認識できる。

 指で画面を拡げてもなかなか大きくならない画像も、Sペンを画像に当てるだけで拡大する。もともとあったSペンのキャプチャー機能(スマートセレクト)に加え、Sペンでタッチして動画の一部分を切り取りSNSで共有できるようにもなった。