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写真●Core Mのパッケージ
写真●Core Mのパッケージ
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 インテルからCore Mプロセッサの詳細が発表された。コードネームBloadwellで開発されていた14nmプロセスの「Yプロセッサ」で、ホリデーシーズンには搭載製品が各社から発売されるという(関連記事:米インテル、次期CPU「Core M」と14nmプロセスの詳細を公開)。

 Yプロセッサはシリーズ中、もっとも消費電力が少なく、想定される熱設計電力も低い。インテルによれば、Core Mによって、ファンレスで9ミリ厚以下の2-in-1パソコンを作ることができるはずだという。前世代のHaswell-Yに比べてアイドル時の消費電力は6割下がるとも。

 今、一般的なWindowsパソコンのバッテリー駆動時間は公称9時間前後のものが多いが、話半分として5時間程度というのが実態だ。それが実時間として9時間近くになることが期待できるのはうれしい。モバイル機器は16時間バッテリがもてば実用上問題ないと考えている。1日のうち、残りの8時間は、ほとんどの場合寝ているだろうし、寝ていなくても電源を確保できる場所にいる可能性が高いからだ。

ようやくモバイルでiOSやAndroidに対抗できる

 9mm厚の2-in-1パソコンというのは、今のAtom搭載タブレットにCoreプロセッサを搭載できるというイメージになる。蓋を開けてみないとわからないが、今よりも、ずっと薄くて軽いパソコンができそうだ。少なくとも、6月のCOMPUTEXで公開されていたリファレンス機「Llama Mountain」は12.5型スクリーンで7.2ミリ厚、670グラムだった。それを知っているだけに期待は大きい。

 これはWindowsにとっては頼もしい追い風だ。これでWindowsパソコンがAndroidやiOSデバイスと肩を並べるモバイル機器として勝負することができるようになるからだ。パフォーマンスや既存ソフトウェア資産との親和性、管理のしやすさなどを考えるとメリットも多い。

 薄くて軽いモバイルOS搭載機を望むエンドユーザーの声に悩んできたシステム管理者にとって救世主になるプラットフォームになるかもしれない。