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 本日公開した「幸せはデータサイエンスでつかむ、米国デートサイト恋愛物語」という記事によると、米国では、オンラインデーティング(Online Dating)で知り合うカップルが増えているそうだ。知り合ってから結婚に至るケースも少なくない。ある調査によると、米国人の11%がオンラインデーティングを使ったことがあり、独身者に限定すると比率が38%に上がる。利用者のうち、実際にデートまで進んだ人の割合は66%で、結婚に到達した人は23%に上るという。ここまで比率が高いということは、すっかり社会に定着したサービスだと言える。

 社会に定着したサービスということは、それだけ競争も激しいのだろう。例えば、オンラインデーティング企業SingldOutは、他社サービスとの差異化を狙って、遺伝子を解析することでカップルの相性を判定するサービスを手掛けているInstant Chemistryという企業と組んで、デートする前に遺伝子検査を行うサービスを始めた。検査キットに唾液を入れてInstant Chemistryに送ると、「Gene Compatibility(遺伝子親和性)」を判定。SingldOutのサイトには、身長・体重や職業、年収などと同列の選択肢として“遺伝子レベルでの相性”があり、自分と親和性の高い会員を見つけることができる。

 こうしたサービスに対しては、当然反論もある。専門家からは「遺伝子解析で結婚相手の相性を判定するのは難しい」という意見も出ているという。相性の決定に関与する遺伝子は数多く存在するが、オンラインデーティング関連企業が対象としているのは一部でしかない、というのだ。面白いのは、遺伝子親和性などばかばかしい、と真っ向から否定しているわけではないこと。将来は、遺伝子解析に限らず、センサーデータによる行動分析などのデータサイエンスが、当たり前のようにデート相手探しに利用されるようになるのかもしれない。データサイエンスでは愛の深さは測れないが、事前に行動や性格上の相性が分かれば、ムダな努力は省略できそうだ。