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 組織の多様性が会社の業績を向上させることは、多くの研究レポートで報告されている。米国では、女性や多人種が活躍している企業でイノベーションが生まれている。実はGoogleは、社員の多様性で深刻な問題を抱えているが、あえてこれを公表し多様性を目指すプログラムを展開している。日本は社員の多様性に関しては、世界の中で最低レベルに位置する。Googleの取り組みが改善のヒントになるかもしれない。

女性進出が企業業績を向上させる

出典: VentureClef
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 会社組織の多様性について、興味深い報告がある。これはスイス大手銀行Credit Suisseが発行したレポート「The CS Gender 3000: Women in Senior Management」で、性別多様性(Gender Diversity)が企業業績にどう関係するかを解析したものである。男性中心の企業に女性が入るとどんな影響があるかを、世界3000社を対象に調査した。その結果、女性役員の数と企業業績は連動することが分かった。女性役員が増えると、企業収益と株価時価総額が向上するという結論である。

出典: Credit Suisse
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 上のテーブルが女性役員の数と企業時価総額の関係を示している。女性役員数が3人以上の会社の時価総額は、女性役員がいない会社の3.5倍となっている(最下段)。業種別にみると、女性役員の影響が大きいのは通信やテクノロジーで、IT企業が一番敏感に反応する。

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