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湯野川:こうした課題を、eラーニングなら解決できるのではと思ったんです。

山内:なぜ、eラーニングだと思われたんですか。湯野川さんが発案されたんですか?

湯野川:皆でディスカッションをしているときに、誰かからアイデアが出てきたと思います。それを聞いて、確かにそうだと気づきました。

 個別指導で成績を上げるには、アルバイトの学生を教育して、サービスの品質を高める方法があります。でもかかるコストを考えると、とても見合いません。

 また通塾頻度を上げるには、安い月謝で何度も通えるようにすればよいでしょう。でも個別指導では、そのぶん講師の数が必要になります。やはり、コスト面で見合わないんですね。一人の講師が複数の生徒の指導をすれば収益性は上がりますが、一人当たりの指導は薄くなってしまいます。

 解決策は、人間の講師の数を増やさずに、品質の高い指導を実現する仕組みを作ること。eラーニングなら、これができるかもしれないと思ったんです。

山内:なるほど。「高品質な個別指導」とは何かを突き詰めた結果、すららが生まれたわけですね。人間の講師で実現しようとしても、コスト面でサスティナブル(持続可能)になりません。そこで発想を転換して、人でなくeラーニングならできるかも、と思いつかれたということですね。

湯野川:はい。とはいえ最初は、かなり自信のない「できるかも」でした(笑)。2004~2005年ごろは、eラーニングの成功事例はまだ乏しかったですし。