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 Windows Server 2003のサポート終了が目前に迫っています。移行先の選択肢となる最新のサーバーOS、Windows Server 2012 R2について、これまでのバージョンと何が変わったのかを中心に解説します。今回はWindows Server 2012/2012Rのネットワークインフラストラクチャサービス、つまりDNS/DHCPサーバーなどの変更点についてです。


Windows Server 2012における変更

 Windows Server 2012では、ネットワークインフラストラクチャサービスに対して次の変更が行われました。

DNSサーバーの変更点と強化点

■DNSSECサポートの大幅な強化

 更新されたDNSSEC標準のサポート(NSEC3およびRSA/SHA-2)、署名済みゾーンの動的更新サポート、トラストアンカーの割り当てとロールオーバーの自動化など、DNSセキュリティ拡張機能(Domain Name System Security Extensions:DNSSEC)標準への対応が大幅に強化されています。

■Windows PowerShellによる管理

 DNSサーバーの構成と管理のためのDnsServerモジュールと、DNSクライアントの構成と管理のためのDnsClientモジュールが提供されます。DnsClientモジュールが提供するコマンドレットは、ipconfignslookupコマンドを代替できます。

■DNSクライアントの名前解決

 Windows Server 2012およびWindows 8以降のDNSクライアントは、リンクローカルマルチキャスト名前解決(LLMNR)クエリやNetBIOSクエリがモバイル接続やVPN接続に送信されなくなり、不要なトラフィックが抑制されます。また、並列クエリや応答の最適化、非同期キャッシュなどにより、クエリの応答速度が向上します。