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 富士通は社内外の人材を含めたハッカソンを数多く開催している。インテグレーションサービス部門を統括する谷口典彦取締役執行役員専務は、今後の同社のSEに必要となる“共創スキル”を身に付けさせるのに有効だと語る。また、社員のモチベーション向上や事業計画の立案にもハッカソンを活用し始めている。

(聞き手は矢口 竜太郎=日経コンピュータ


ハッカソンの様子を初めて見たのはいつですか。

富士通の谷口典彦取締役執行役員専務
富士通の谷口典彦取締役執行役員専務
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 2013年末、「さくらハッカソン」の準備段階で見たのが最初です。本番は2014年4月に外部の人材を交えて実施したのですが、その前に富士通グループ社員だけで同じテーマでハッカソンを開催しました。そのときに初めて見て「これはいいものだ」と感じました。

 2014年夏に開催した「FUJI HACK」には、最後の「役員提言」に出席したのはもちろん、“お忍び”で議論真っ最中のところをのぞいたこともあります。まるで小学校の休み時間の教室のようににぎやかで、活発な議論が交わされていました。私が行っても、議論に夢中になるあまり、ほぼ誰にも気付かれないほどでした。

どのような点を良いと感じましたか。

 普段の業務と違う雰囲気を参加者が味わえるということです。SEの仕事には、いろいろな制約があります。制約の中で仕事を続けていくと、息苦しくなるときもある。そのようなときに、エネルギーを逃すための場が必要だと、ずっと考えてきました。ハッカソンはそれに有用だと感じました。

 参加した2日間は通常の業務を忘れて、思い切りアイデアを出して議論する。こうした経験はとてもいいことです。