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 2015年3月上旬に開催された「Mobile World Congress 2015」では、ミドルレンジからローエンドの低価格端末が再び注目を集めた。

 スマートフォンの平均価格は下落の一途をたどっているが、低価格端末であっても大画面を搭載し、LTEにも対応するなど、機能向上が著しい。さらにフィーチャーフォンについても、次の展開が見えてきた。特集第3回は、これらの低価格端末の動向を見ていこう。

地元メーカーの存在感が増す低価格端末

 MWC2015が開催されたスペインをはじめとする欧州では、ミドルレンジからローエンドの低価格端末に人気がある。端末メーカーこそサムスンやLG、ソニーモバイルコミュニケーションズやファーウェイなどグローバルブランドが並ぶが、その中身はハイエンドばかりではない。例えばサムスンは、「GALAXY Aシリーズ」のようなミドルレンジを主力としている(写真1)。

写真1●GALAXY Aシリーズの大画面モデル「GALAXY A7」
写真1●GALAXY Aシリーズの大画面モデル「GALAXY A7」
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 有名ブランド以外に、地元メーカーの人気が拡大しているのも世界的な傾向だ。中国のXiaomi、インドのMicromaxはどちらもナショナルブランドとなっている。フランスでは地元「Wiko」による100~200ユーロ程度の端末が人気を博している。

 バルト三国では、ラトビアの地元メーカー「Just5」の活躍が目立っている。最新の「Blaster」は、MediaTekによる低価格LTEスマートフォン向けSoC(システム・オン・チップ)「MT6732」を搭載し、5インチ・HDのディスプレイ、ソニー製13メガピクセルカメラなど、ハイスペックながら189ユーロ(約2万4000円)と手頃な価格としていた(写真2)。

写真2●ラトビアの地元メーカーJust5の「Blaster」
写真2●ラトビアの地元メーカーJust5の「Blaster」
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