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 米フェイスブックが「Facebook」の「いいね!」機能を拡張し、新たに5つのリアクションを追加した。また米ツイッターに関しても、140文字に制限していた「Twitter」の投稿文字数を拡張するのではないかと報道された。年明けからソーシャルネットワークサービス(SNS)大手が相次いで大きな変化を見せている。その背景には何があるのだろうか。

Facebookが「いいね!」以外の表現を可能に

 近年まで人気のサービスが目まぐるしく変化してきたSNS。だが最近では、国や世代によって違いはあれど、特に日本においては、全世界で10億を超える利用者を誇る「Facebook」と、140文字で思ったことをつぶやくことができる「Twitter」の人気が定着している。しかしながら今年に入って早々に、この大手サービス2つに関する大きな変化が起きている。

 日本で大きな動きを見せたのはFacebookだ。1月14日、フェイスブックは日本でいくつかの大きな発表を実施している。中でも大きな要素の1つとなるのは、「インスタント記事」(Instant Articles)の日本でのテスト導入だ。これはスマートフォン版のFacebookアプリ向けの機能で、通常のWeb記事と比べニュースフィード上に10倍以上高速に記事を表示できるというもの。対応するコンテンツは記事が素早く表示できるだけでなく、動画の自動再生や位置情報と連携した地図活用が可能になるなど、より高度な表現が実現できるという。

 インスタント記事は米国で2015年5月に導入されているもので、今回は日本での本格導入に向けた取り組みとなるようだ。なお日本でのテスト導入に当たっては、日本経済新聞や朝日新聞などの大手新聞社、そして東洋経済新報社の6社がパートナーとして参画するとしており、これらの企業がインスタント記事を配信していくと見られる。

図●Facebookに追加された新機能「リアクション」
図●Facebookに追加された新機能「リアクション」
出所:フェイスブック
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 そしてもう1つ、より大きな意味を持つ変更が「リアクション」の日本導入である。これは、Facebookの大きな特徴の1つである「いいね!」ボタンの機能を拡張したもので、「いいね!」に加え、新たに「超いいね!」「うけるね」「悲しいね」など5つの表現ができるようになっている()。ちなみに新しい表現をするには、Facebookのアプリ上であれば「いいね!」ボタンを長押しした後に、各表現のアイコンを選ぶことで可能となっている。

 Facebookと言えばこれまで、投稿に対してシンプルな返信ができる「いいね!」ボタンがサービスを象徴する存在として注目されていた。それだけにリアクションの導入は、Facebookがサービスの大きな転換点を迎えようとしていると見ることができよう。