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 NTTドコモは2017年2月8日、スポーツのライブストリーミングサービス「DAZN」(ダ・ゾーン)を展開する英パフォーム グループと協力し、「DAZN for docomo」を提供すると発表した。NTTドコモのユーザー向けには月額980円で提供する一方、それ以外のユーザーに対しては通常のDAZNと同じ月額1750円で提供する。この姿勢からは、これまでコンテンツサービスに関して「キャリアフリー」を打ち出し、公平にサービス提供を進めてきたNTTドコモの方針転換を見て取ることができる。

NTTドコモユーザー限定で月額料金を下げる

 2016年に開始したスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN」。運営会社の英パフォーム グループが、2016年にJリーグの放映権を10年間、約2100億円という巨額で契約し、Jリーグの試合を独占配信することとなり、話題となった。DAZNのサービス自体は昨年8月より開始しているが、目玉となるJリーグの開幕が近づいていることから、その関心も日増しに高まっているようだ。

 そして去る2月8日、DAZNに関する新たな発表がなされた。それはNTTドコモが、パフォーム グループと協力し、「DAZN for docomo」を提供するというものである。パフォーム グループがJリーグと契約したときから、NTTがスタジアムのICT化などで協力することを明らかにしていたことから、DAZNに関してもNTTグループとの協力を進めるのではないかと見られていたが、それが現実の形となった。

NTTドコモはパフォーム グループと協力して「DAZN for docomo」を提供することを発表。NTTドコモユーザーは月額980円で利用できるのが大きな特徴だ。写真は2月8日の「DAZN for docomo」発表会より(筆者撮影)
NTTドコモはパフォーム グループと協力して「DAZN for docomo」を提供することを発表。NTTドコモユーザーは月額980円で利用できるのが大きな特徴だ。写真は2月8日の「DAZN for docomo」発表会より(筆者撮影)
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 DAZN for docomoは、サービス内容は基本的にDAZNと同じである。JリーグやVリーグなど国内外のスポーツを、インターネット経由のストリーミング配信で楽しめるというものだ。では通常のDAZNとどこに違いがあるのだろうか。

 1つは料金体系であり、NTTドコモの契約者か否かによって料金が分かれる仕組みとなっている。

 DAZNの料金は月額1750円だが、DAZN for docomoはNTTドコモの契約者の場合、月額980円と770円割引で利用できる。NTTドコモユーザーにとっては非常にお得だ。またDAZN for docomoと、NTTドコモの動画サービス「dTV」(月額500円)をセットで契約した場合、さらに合計額から200円が割り引かれ、月額1280円で2つのサービスが利用できる。dTVの月額料金が500円のまま変わらないとすると、セットによる割引でDAZN for docomoは月額780円で利用できる計算となる。

 だが一方で、DAZN for docomoはNTTドコモ以外のユーザーも契約することが可能であり、その場合は通常のDAZNと同様、料金は月額1750円となる。ただしdTVとのセットによる割引は適用されるようで、2つのサービスを契約すると月額2050円で利用できる。

 もう1つは、NTTドコモのユーザーであれば、携帯電話料金と合算での支払い、つまり「キャリア決済」が使えること。NTTドコモ以外のユーザーはクレジットカードによる決済が必須なので、キャリア決済への対応は、特に未成年など若い世代のユーザーにとってメリットが大きいだろう。