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 ソフトバンクグループが将来に向けた成長のエンジンとして、力を入れ始めたロボット事業。その最初の一歩となる人型ロボット「Pepper」を6月に一般向けに発売し、初回分の1000台を完売するなど好調ぶりを見せているが、最大の狙いともいえるロボットプラットフォームの確立には課題の多さも感じさせる。Pepperを取り巻く現状と課題を探ってみよう。

感情エンジンを搭載、一般向け発売も開始

写真1●一般発売を開始したPepperとソフトバンクグループの孫正義氏。Pepperは新たに感情エンジンを搭載し、人の感情を理解するだけでなく、自身も感情を持つようになった
写真1●一般発売を開始したPepperとソフトバンクグループの孫正義氏。Pepperは新たに感情エンジンを搭載し、人の感情を理解するだけでなく、自身も感情を持つようになった
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 ソフトバンクグループが「Pepper」を発表してロボット事業に参入すると発表し、大きな注目を集めたのは2014年6月のこと。その後、Pepperはソフトバンクグループをはじめ、様々な企業のプロモーションやイベントなどに登場して人気を高めてきた。一方で、当初2015年2月を予定していた一般向け販売は延期され、供給面での不安を高めていたのは事実だ。

 しかしながら、今年の6月18日に開催されたイベントにおいて、ようやくPepperの一般販売を開始すると正式に発表した(写真1)。本体価格19万8000円に加え、前提であるクラウド利用を含む「基本プラン」が月額1万4800円、そして万が一のための「保険パック」が月額9800円(いずれも36回払い)と高額な価格設定となっている。それにもかかわらず6月分の販売台数1000台は受け付け開始1分で完売したとのこと。アーリーアダプターを中心に、注目度が非常に高いことを感じさせる。