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 落札者は、落札手数料を支払うことで、アプリの名義移転手続きを始められるようになる。AppTraderの場合、手数料は落札金額の5%で、PayPalによって支払う。

 落札者は移転先のアカウント情報をAppTraderに入力し、販売者に送信する。販売者は受信した移転先アカウント情報を基に、Google Play Developer ConsoleやiTunes Connectにログインして、アプリの名義移転申請を行う。Google Playでは1週間以内、AppStoreでは即日アプリの名義移転が完了する。

 名義移転が完了したら、落札者は落札金額を支払う。その後、ソースコード、画像、マニュアルなどのアプリに関わる知財の全ての移転を始める。AppTraderの場合、AppTraderで用意したファイル移転機能を使う。

 落札者は販売者から知財を受領した後に、検収を実施する。この時点で問題が発生した場合、基本的には販売者と落札者の当事者間で問題を解決することになる。

 AppTraderの場合は、記載項目に著しい虚偽があるなど、販売者に大きな落度があることが分かったら、双方に事実を確認してから、取引を無効にし、落札者に対する返金処理などを行うことにしている。

 移転が完了したあと、落札者は必要に応じてソースコードの修正を実施し、Google PlayやApp Storeにアップデートを申請する。一般的に多い修正は、アプリ内に組み込まれている広告SDKの事業者切り替えだ。切り替えないと、アプリの広告収益は販売者に入り続ける。

アプリのM&Aに使えるサイトは世界にある

 AppTraderは日本を含むアジア地域で強い売買サイトだ。2015年5月時点で、約200のアプリを掲載している。もちろん、そのほかにもアプリのM&Aサイトはいくつもある。

 掲載アプリの量が最も多いのは、米アップトピア(Apptopia、http://marketplace.apptopia.com/画面4)だ。2011年10月からサービスを提供する「老舗」で、2015年3月時点で約2500のアプリを掲載している。

 オーストラリアのFlippa(https://flippa.com/画面5)はドメインやWebサイトなど、インターネット事業に関係する資源を総合的に売買するサービスを提供している。その一つとして、アプリの売買サービスもある。

画面4●掲載アプリの量が多いApptopia
画面4●掲載アプリの量が多いApptopia
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画面5●オーストラリアのFlippa
画面5●オーストラリアのFlippa
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