PR

 AndroidアプリをGoogle Play上でリリースするには、Google Play Developerアカウントが必要になる。登録料として25ドルを「Google ウォレット」で支払うが、支払明細に記載されている取引IDがアプリ移転には必須だ。

 「アプリのパッケージ名称」は、アプリごとにユニークに付与される文字列のことだ。通例として「jp.co.xxx.yyy」のようなリバースドメイン形式を使う。

 アカウントと取引IDは、販売者と購入者の情報が必要になる。AppTraderでは、購入者が販売者に対してGoogle Play Developer Consoleのアカウントと取引IDについて、取引画面を通じて連絡する。

 iOSの場合に必要なのは、移転先のiTunes Connectのアカウントと移転先の「Team ID」だ。Team IDは「iOS Developer Center」で確認できる。

 知財とは、ソースコードやアプリを構成する画像ファイル、アプリの設定ファイルのことを指す。モバイルアプリのM&Aの場合、iOSもAndroidもソースコードとしてプロジェクトファイルを受け渡すのが一般的だ。設定ファイルは、iOSでは「provisioning profile」が相当する。そのほか、マニュアルや仕様書も移転対象になるだろう。

 知財の実体は、文書ファイルや画像ファイルだ。AppTraderでは、サイトが提供しているファイル移転機能で移転を実施する。アプリを移転した後、アプリに広告のSDKが組み込まれている場合は、SDKの広告IDを書き換えて、アプリをアップデートする必要がある。Androidの場合、審査は存在しないが、iOSはアップルによる審査がある。移転後にリリースできないといった問題が起こらないように、過去のリジェクト履歴はよく確認しておこう。

新上 幸二
Lotus・F 取締役COO
1978年生まれ。東京大学医学部健康科学・看護学科卒業。PwCコンサルティング(現:日本IBM)、スパイア(現:ユナイテッド)などをへて、2012年より現職でアプリレコメンドメディア運営、およびアプリのM&Aマーケットプレイス事業に従事。著書に「Mobile2.0」(共著・インプレス)など。