PR

 しかし、通話ができますが、データ通信はできない状況です。NifMoのAPN情報を書き込む必要がありますが、iPhoneでは手動でAPN設定ができないようです。NifMoのホームページより、NifMo用の構成プロファイルをダウンロードしてインストールすることで、通信ができるようになりました(図6、7)。

図6●NifMoの構成プロファイルをインストール
図6●NifMoの構成プロファイルをインストール
[画像のクリックで拡大表示]
図7●iPhone 6sで通信ができている状態
図7●iPhone 6sで通信ができている状態
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトバンク版のiPhoneで、ドコモの電波で通信をしている、という画期的な状態になりました。格安SIMで運用できますので、iPhone 6sの端末代金など支払いが終わった状況であれば、MVNOサービスにMNPすることで、月額運用費を大幅に節約することができます。

 特にソフトバンク独自のサービスなど利用していなかったため、SIMロック解除後、NifMoで運用していますが、不具合など感じません。インターネット共有もできています。iPhoneの場合、iOSのアップデートにより、MVNOサービスが利用できなくなる可能性もありますが、現状の最新のiOS 9.3では、通信ができています。

 通信会社から購入した端末を、格安SIMで運用する道が開けたSIMロック解除。元々、通信会社が販売する端末であっても、分割などせずに一括で端末を購入したユーザーには、最初からSIMロックは解除すべきであるとは思いますが、180日後(または181日後)のSIMロック解除に対応した通信会社の施策には、スマートフォンの自由化に一歩近づいた感じがします。このようなSIMロック解除をきっかけに通信会社による長期契約者をないがしろにするような料金プランを早く改善して、使いやすい環境が整備されることを期待します。

伊藤 浩一(いとう こういち)
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。特に、日本で初めてのWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」への思い入れは強い。著書に「Advanced/W-ZERO3[es] Handbook」(インプレス)、「W-ZERO3[es]パワーナビゲーター」「W-ZERO3パワーナビゲーター」(共に技術評論社)、「W-ZERO3の本」(毎日コミュニヶーションズ)、「sigmarionIIIスーパーブック」(ソフトバンククリエイティブ)など。