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神谷 勇樹(かみや ゆうき)氏
神谷 勇樹(かみや ゆうき)氏
東京大学大学院を卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社し、小売り・消費財やネット業界を中心に担当。その後、グリーに移り、米国子会社の設立やM&A、ビッグデータ分析などに携わった。2013年にすかいらーくに入社し、データ分析を駆使して収益改善に取り組んでいる。

 データ分析に対する関心が高まるなか、分析の専門組織を作る企業が増えています。そんなとき、外部から人材を採用するのが有効なやり方といえるでしょうか。

 かく言う私もコンサル出身ですが、私が率いる分析チームは大半がプロパー社員です。15人のチームでプロパーは12人と8割を占め、中途社員は3人しかいません。
 分析チームの大半をプロパー社員が占める今の体制はとても強力です。その理由は2つあります。

 1つはプロパー社員は分析結果を使って、「現場を動かす」能力が高いことが挙げられます。よくデータ分析に関わる人から「現場と話が通じない」という悩みを聞きますが、大抵の場合、それは伝える側に問題があります。

 以前、統計学の博士号を持つ人と仕事をしましたが、分析結果は出してくれるものの、それを使って「どう動けばいいか」まで提案してくれないため、成果に結び付きませんでした。

 データサイエンティストというと高度な分析スキルに目が行きがちですが、それだけでは不十分です。データサイエンティストは、「データに基づいて正しい方向性を示すこと」と「組織を動かすこと」の掛け算で価値が決まります。