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T層(10代)が何を好み、どんな消費行動を取るのかは、企業人にとって大きな課題だ
T層(10代)が何を好み、どんな消費行動を取るのかは、企業人にとって大きな課題だ
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 「10代のことが分からないんですよね…」と企業の人に相談されることがある。それもそのはず。もともと大人世代はパソコン文化だが、10代は完全にスマホ文化であり、世界が分かれてしまっている。そのうえ10代は、教員や保護者などの親世代が使うサービスを「監視されているようだから」と敬遠する傾向にある。それゆえ、10代と大人世代は接点が生まれず、交流もなければ情報も入ってこないのだ。

 マーケティングではF1層(20〜34歳の女性)やF2層(35〜49歳の女性)、M1層(20〜34歳の男性)やM2層(35〜49歳の男性)がターゲットにされることが多い。しかし、子どもも成長する。T層(13〜19歳の子ども)、いわゆるティーンエージャーもいずれF1層、M1層となる。現時点ではT層はお金がなくターゲットにはなりづらいが、いずれF1層、M1層になる世代と考えると、接点を持っておきたい。ティーンを対象としたマーケティング、すなわち「ティーンマーケティング」は、企業人としては大切な視点の1つなのだ。

 女子高生からブームに火が付き、大人世代に流行が飛び火して一大ビジネスに拡大していくのはよくある話だ。10代の口コミの力は大きいため、流行させたいと考えた時には高校生の力を借りる必要がある可能性がある。10代に認知して使ってもらえるかどうかは大きな意味を持つのだ。

 当連載では、大人が接点を持ちにくい若者世代---つまり主に中高校生から大学生のティーン、場合によってはもう少し範囲を広げて20代社会人までをターゲットとしたティーンマーケティングを取り上げる。若者たちの使うサービス、使い方、マーケティングの可能性などについて紹介していく。