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 前回は要件量のマネジメント手法としてスコープマネジメントについて紹介しました。見積時に合意したシステム要件と開発の実態がかい離しないよう要件量をマネジメントしなければ、プロジェクトを成功に導くことはできません。併せて今回ご紹介する要件確度についても同様にマネジメントしていくことがプロジェクト成功につながります。

 今回は要件確度とは何か、要件確度と見積もりにはどのような関係があるのかについて説明します。また後半でNTTデータでの要件確度のマネジメント手法について紹介します。

要件確度を把握する目的

 要件確度とは、システム開発に当たって機能の実現に必要な要素がすべて要件定義書上に洗い出され、明確に記載されているかどうかを定量化したものを指します。NTTデータではこれを「要件定義書に記載するべき項目に漏れはないか(定義項目の充足性)」と「要件定義書の記載内容が明確で一貫しているか(定義内容の一貫性)」という2つの観点で定量化しています(図1図2)。

図1●定義項目の充足性のイメージと具体例
図1●定義項目の充足性のイメージと具体例
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図2●定義内容の一貫性のイメージと具体例
図2●定義内容の一貫性のイメージと具体例
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