PR

 クラウドサービスの中でも、IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)とPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の分野で他社を先行するのが米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)だ。しかし最近、IaaS・PaaS分野でAWS以外のクラウドサービスを選ぶユーザー企業が増えている。本特集では、あえてAWS以外のクラウドサービスを選択したユーザー企業のキーパーソンが明かす“逆張り”の理由を解説する。
 第1回は日本IBMのPaaSである「Bluemix」を採用したHEATECの小柴俊啓代表取締役社長に、Bluemix選択の理由を聞いた(写真1)。

写真1●HEATEC代表取締役社長の小柴俊啓氏
写真1●HEATEC代表取締役社長の小柴俊啓氏
[画像のクリックで拡大表示]

 暖房機器などの家電を開発・製造するHEATECはBluemixを活用し、中小企業がIoT(Internet of Things、モノのインターネット)システムやセンサーネットワークを容易に実現するためのIT基盤「OMOIKANet(オモイカネット、Open Multi-Objective Inter-Knowledge Architecture Network)」を開発した(関連記事:中小企業のクラウド活用が起こす破壊的イノベーション写真2)。

写真2●IoT向けIT基盤「OMOIKANet(オモイカネット)」のシステム概要
写真2●IoT向けIT基盤「OMOIKANet(オモイカネット)」のシステム概要
[画像のクリックで拡大表示]

 専用の通信モジュールや温湿度センサーボードを家電などに組み込むことで、温度や湿度といったデータをクラウド上のデータベースに蓄積できる(写真3)。蓄積したデータは、API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)経由でPCやスマートフォン向けアプリなどに表示可能だ。PCやスマホから家電などの遠隔操作もできる。

写真3●無線LANチップを搭載した専用の通信モジュール
写真3●無線LANチップを搭載した専用の通信モジュール
[画像のクリックで拡大表示]