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     テクノロジーの力で、スポーツの世界を変える――。最新のIT(情報技術)をフル活用すればそれが叶うと、革新に向けて果敢に挑む動きがあちらこちらで始まっている。プロチーム向けに試合で勝利できる黄金律を導き出し提供しようとするものもあれば、ハイアマチュア向けに腕前が加速度的に磨かれる究極の練習法を開発しようと試みるところもある。「スポーツ・イノベーション」の最前線を追った。1回目は富士通を、2回目はパナソニックを、3回目は本稿でソニーを取り上げる。

 ソニーがテニスやジョギングなど、アマチュアスポーツの楽しさを倍増させようと、今までにないギアの開発に夢中になっている。テクノロジーをまとわせることで、入門者に対しては三日坊主にならずに続けられるよう後押しし、中上級者なら腕前を着実に磨くためのアドバイスを提供できるはず——。そう信じて疑わない。

 2014年から今年にかけて矢継ぎ早に投入したのが、テニス愛好家向けの「Smart Tennis Sensor」とランナー向けの「Smart B-Trainer」である。いずれも一部のアマチュアスポーツファンを喜ばせることに成功。往年のソニーらしさは、まだ死んでしまったわけではないようだ。

ハイテクテニスレッスンが大人気

写真●UXプラットフォームSE事業室の中西吉洋氏(右)が担当したテニスプレーヤー向けの「Smart Tennis Sensor」と同事業室の小池中人氏(左)が担当したランナー向けの「Smart B-Trainer」(二人が耳に装着しているもの)の2製品でソニーはアマチュアスポーツに革新を起こそうとしている
写真●UXプラットフォームSE事業室の中西吉洋氏(右)が担当したテニスプレーヤー向けの「Smart Tennis Sensor」と同事業室の小池中人氏(左)が担当したランナー向けの「Smart B-Trainer」(二人が耳に装着しているもの)の2製品でソニーはアマチュアスポーツに革新を起こそうとしている
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 「ほら、見てご覧。ラケットのスイートスポットから外れがちだよね。フォームをちょっと改善してみましょう」。横浜市にあるテニススクール「GODAIテニスカレッジ港北校」。8月から「スマートテニスレッスン」と呼ぶ人数限定のコースを用意し話題を呼んでいる。通常のコースと違うのは、コーチがラケットに加えてタブレットを抱えながら指導する点。生徒がボールを打ち終わると画面を見せては、あれこれアドバイスしている。

 スマートテニスレッスンで採用したギアこそがSmart Tennis Sensorだ。ラケットのグリップ端に取り付けるオレンジ色の小さな約8グラムのセンサーで、スウィングの種別やボールの速度・回転方向、ラケットをスイングした速度、インパクトした位置などを計測。スマートフォンやタブレットにリアルタイムに転送し、ショット毎に確認できるというものだ。

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