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 Windows 10のタスクビュー画面では、アプリ切り替え機能のほか、「仮想デスクトップ機能」の管理ができる。Windows 10の仮想デスクトップとは、物理的に接続しているディスプレイに表示しているデスクトップ領域だけではなく、仮想的なデスクトップ領域を作成し、そこにアプリなどを配置できる機能だ。仮想デスクトップは文字通り仮想的なものなので、複数作成できる。

 仮に物理デスクトップを「デスクトップ1」として、追加した1つの仮想デスクトップを「デスクトップ2」とする。デスクトップ1には通常の仕事で利用する書類作成用のアプリを表示し、デスクトップ2には資料を参照するWebブラウザーを表示しておく。

 通常はデスクトップ1で作業し、資料を確認したくなったらデスクトップ2に切り替えるようにすることで、2つの業務を切り替えながらスムーズに作業できるようになる。

 仮想デスクトップ機能を使わない場合、デスクトップ1上でそれぞれの業務で利用するアプリを表示せざるを得ず、どこにどのアプリがどのサイズで表示されているのかを確認するのに手間がかかることがあった。仮想デスクトップ機能を使うと、画面の切り替えですぐにアプリを切り替えられるため、手間を軽減できる。

●タスクビューから仮想デスクトップを作成する
●タスクビューから仮想デスクトップを作成する
タスクビュー画面の左下にある「新しいデスクトップ」というボタンをクリックすると、「デスクトップ2」という仮想デスクトップを表示する
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●仮想デスクトップ間でウィンドウを移動できる
●仮想デスクトップ間でウィンドウを移動できる
デスクトップ1にあるアプリのサムネイルを、デスクトップ2にドラッグ・アンド・ドロップするか、右クリックメニューから「移動」することで、デスクトップ2にアプリを移動できる
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●デスクトップ解除でウィンドウが集約される
●デスクトップ解除でウィンドウが集約される
仮想デスクトップ上にマウスポインターを乗せると、そのデスクトップ上で表示しているアプリのサムネイルに切り替わる。右上にある「×」マークをクリックすると仮想デスクトップが解除される
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 なお、OSやアプリをインストールした環境を仮想化してサーバーに置き、軽量なクライアントから各種作業を行う「仮想デスクトップ」(または「仮想化デスクトップ」)とは全く違う機能だ。


※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。