メールは、ビジネスの現場でいまだ圧倒的な存在感がある。今回のアンケートでは、88.4%の人が、仕事上つながりがある相手との連絡にメールを使っていると回答した(図1)。他の連絡手段を大きく引き離している。
メールの多用による弊害は指摘されて久しい。大量のメールで、メールボックスがあふれかえってしまうという問題だ。処理に時間がかかる、重要なメールを見逃してしまうといった悩みを抱えている人も多いだろう。
これはアンケート結果からもうかがえる。「メールを使っていて違和感や不快感を感じること」で最も多くの票を集めたのが、「自分に関係のない内容が、CCで送られてきた」(57.7%)だった(図2)。
CCは、参考までに知らせておきたい相手にメールを送るためのもの。情報共有には便利だが、「とりあえずCCに入れておこう」のように安易に使うとメール量の増大を招く。相手に不快感を与えがちだし、本当にその人に読んでほしいメールを埋もれさせて返事を滞らせかねない。CCでメールを送る際は、その人に送る必要があるかを考えた方がよいだろう(関連記事:なぜ私がCCに入っているの?)。