ネットワークのトラブルシューティングやメンテナンスに重宝するのがネットワークコマンドだ。インストール不要で実行できるので、トラブル発生時の迅速な状況把握に役立つ。トラブルの原因特定には、正常時の状況を知っていなければならない。ネットワークコマンドの操作をまとめたスクリプトを用意し、定期的に実行しておけば常日頃の状態を把握できる。ネットワークコマンドの基本的な使い方からスクリプトを使った運用管理までをマスターしよう。

連載
トラシュー&メンテの切り札 ネットワークコマンド自由自在
目次
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[第4回]事例3 イントラサーバーにアクセスできないで送信する
社内ネットワークに設置したWebサーバー(イントラサーバー)にアクセスできない原因は、(1)ハードウエアの障害などでイントラサーバーと疎通できない、(2)イントラサーバーの名前解決に失敗する、(3)サーバー上でWeb サービスが稼働していない、などがある。これらの中から、コマンドを使って原因を絞り…
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[第3回]事例2 インターネットにアクセスできない
クライアントパソコンがインターネットにアクセスできなくなったら、まず正しいネットワーク情報を取得しているかを確認する。そしてインターネットまでの経路の途中で障害が発生していないかを見る。これがセオリーだ
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[第2回]事例1 IPアドレスが重複する
IPアドレスが重複するトラブルの主な原因は、DHCPサーバーの故障や不正なDHCPサーバーの接続、誤ったIPアドレスの設定で運用するパソコンの存在だ。そこで問題を切り分けるために、i アイピーコンフィグpconfig コマンドを最初に実行する(図1-1-1①)。実行結果から、DHCP …
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[第1回]イントロ 実行の順序が大事、切り分けて原因を特定
ネットワークトラブルは、できるだけ避けたい──ネットワーク担当者なら、誰しもそう願うはずだ。しかし運悪く遭遇してしまう場合もある。業務への影響を最小限に抑えるため、素早い対応が求められる。そんなときに便利なのが、ネットワークコマンドだ。
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