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 ムゲンコンボの手塚武です。この連載では「ソーシャルゲーム(ソシャゲ)の秘密」をゲーム企画や開発の観点からいろいろ語っていきたいと思います。一般向けにやさしく話していくつもりですので、お気軽にお付き合いください。

 先日、ランドセルなどを手掛けるクラレが実施した調査「小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」」の結果を見たら、小学6年男子の4位に「ゲームクリエイター」が入ってました。ウチの7歳の子どもも任天堂WiiUソフトの「スーパーマリオメーカー」で一生懸命ステージを作りながら「僕もゲーム作る仕事したい」などとのたまっております。

 「おとうちゃんと一緒にゲーム作りたい」などと言われると親ばかですがちょっとウルッと来たりします。なんとなく面白そうな感じがするので子どもには人気があるようですが、もちろん楽しいだけでは済まない仕事ではあります。

 ということで、今回はソシャゲ(スマホのゲーム)時代のゲーム開発者に求められる新しいスキルについてお話をします。もしあなたのお子さんや親戚の子供たちが将来ゲームクリエイターになりたい!と言っているならば、この記事の内容を簡単に教えてあげると将来感謝されるかもしれません...。ひょっとすると逆に不幸にするかもしれませんが(笑)。

 タイトルで「ソシャゲ開発者」と限定したのには理由があります。ソシャゲ時代になって、ゲーム開発者に求められるスキルが家庭用ゲームからかなり変わってきたからです。僕の予想では、将来的には融合するというか、家庭用ゲームの開発者においてもスマホ向けゲームと同様のスキルが求められるようになると思います。ただ、今はまだ明確に違います。

 なぜそれほど大きな差があるかというと、ビジネスモデルが異なるからです。ソシャゲは「B2C(企業対一般消費者)」であるのに対して、家庭用ゲームは「B2B(企業対企業)」のビジネスです。ソシャゲは実質的に、ゲームメーカーや開発者が直接、ゲームを楽しむ消費者にゲームを売っています。ところが、家庭用ゲームではゲームメーカーが販売店にゲームを売るビジネスモデルとなっているのです。