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 「クラウドも5年後には時代遅れ」「クラウド導入への理解を促す“必殺技”とは?」に続いて、「JAWS DAYS 2016」の会場から、「極言暴論!」でおなじみの日経コンピュータ編集委員の木村岳史と、東急ハンズ執行役員(ハンズラボ代表取締役社長)の長谷川秀樹氏、日清食品ホールディングス執行役員CIOグループ情報責任者を務める喜多羅滋夫氏の3人によるパネル討論の第3回を掲載する。

 今回は情報システム部門(情シス)の人材の在り方について語り合った。

(構成は清嶋 直樹=日経コンピュータ


日経コンピュータ編集委員の木村岳史
日経コンピュータ編集委員の木村岳史
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長谷川氏:さらに質問を受けよう。はい、そこの人!

質問者C:木村さんは「寿命が尽きる『IT部門』には終活が必要だ」と言う。私はユーザー企業の情シスのマネジャーだが、寿命が尽きるという情シスの若手・中堅部員にどのようなアドバイスをすればいいのか。

木村:よくぞ聞いてくれた! 答えは簡単。こう言えばいい。「転職しましょう」と。

 企業の中にいると、みんな自分の企業が世界のすべてだと思ってしまう。特に情シスの人は異動が少ないので、ますます自分の経験にこだわって、他の世界が見えにくい傾向がある。思い切って転職してみれば、「これまでこんなにバカなことをやっていたのか」ということが分かるはずだ。

東急ハンズ執行役員(ハンズラボ代表取締役社長)の長谷川秀樹氏
東急ハンズ執行役員(ハンズラボ代表取締役社長)の長谷川秀樹氏
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喜多羅氏:私も転職経験があるので、その感覚はよく分かる。自分のスキルや業務経験がIT業界のスタンダードに当てはまっているか、それから、会社のやり方にこだわっていないかを振り返るべきだと思う。「会社がどうか」と考えるよりも、自分がいかに付加価値を出せるかを突き詰めて考えたほうがいい。

長谷川:私の場合、前職(アクセンチュア)は“左ハンドル”の典型的な米国企業だった。「うちの会社はダメだ」とブツブツ言っている人は誰もいなかった。不満があればみんなすぐに辞めるので。

 質問に戻ると、経営陣や部長がバカだという前提なら、私のアドバイスもやはり「転職しましょう」だ。転職は恥ずかしいことではない。