写真や電話帳など、大切なものをデジタルで持つのが当たり前になって久しい。持ち主が亡くなればそれはそのまま遺品になる。この「デジタル遺品」をどうするか。業界動向を含めたデジタル遺品の現状を解説する。

連載
「デジタル遺品」の現状と課題
目次
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故人のデータを勝手に見てもよいのか、デジタル遺品の法的解釈
デジタル遺品を法の観点でみるとき、専用の法律や判例はないので、一般的な遺品やデジタル資産を取り扱う法的根拠をそれぞれ当てはめて解釈することになる。まだまだ手探りな状況のなか、LxxEはどんな枠組みで動いているのか。これから気にかけるべき法的トピックスもあわせて見通したい。
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「故人のスマホロックを外したい」、デジタル遺品取得の壁
遺族が自らの手でデジタル遺品を処分するのは難しくないが、故人が残したすべてのデジタル遺品を把握するのは相当骨が折れる。事情は専門家でも同じだ。デジタル遺品専門サービス「LxxE」(ルクシー/http://lxxe.data-salvage.jp/)を提供している、データ復旧会社データサルベージのC…
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ネット利用者高齢化で急増、「デジタル遺品」の実態
デジタルカメラ写真やスマートフォンの中の電話帳など、大切なものをデジタルで持つのが当たり前になって久しい。これらは、持ち主が亡くなればそれはそのまま遺品になる。この「デジタル遺品」をどうするか。これから3回にわたり、業界動向を含めた現在のデジタル遺品の現状について解説する。