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 楽しい/つまらない、やる気が出る/出ない─。AI(人工知能)がもてはやされる時代になっても、人の感情のメカニズムは解き明かされない。その難題に挑み、社員の「心の中」をデータで測ることに挑戦したのが、調査会社のインテージ(東京・千代田)だ。

 マーケティングリサーチ国内最大手インテージホールディングスの中核企業として、パネル調査やインターネット調査などを手掛けるインテージの悩みは、せっかく採用した若手、中堅社員の突発的な退職。毎年年末に行う従業員満足度(ES)調査で、「継続勤務意向」を7段階で評価してもらっていたが、離脱リスクの高い社員の割合などは分かっても、「なぜ辞めたいのか」が分からず、効果的な手を打てていなかった。

 「自分たちは分析の専門家集団。データさえあれば、課題を解決できる」。こう話すMCA本部データサイエンス部の近藤節部長らが立ち上げたのが、離脱リスクの高い社員の働き方分析プロジェクト。東京の2つの拠点で働く687人の「社員の動き」と「勤務記録」、「ES調査の結果」の3つを併せた分析に乗り出した。

 社員の動きは、入退館ログを活用して把握した。インテージの社員は、セキュリティーカードとして社員証を利用し、社内を移動する際にカードリーダーにかざして扉を開閉する。この入退館ログから、社内のどこで誰がどれだけ時間を使ったかが分かる。

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