既存事業がジリ貧になるなか、次の成長エンジンを育てなくては――。切迫感に駆られ、新規事業の創出を目指す企業は少なくない。成功確率を上げるため、既に成功した事業モデルをまねしたり、アイデアソンなどで外部から新鮮な発想を募ったり、既に軌道に乗った事業を買収したり。

 しかし外から「事業のタネ」を移植しても、会社の「土壌」と合わずに枯れてしまうことも多い。社内に潜むタネを見つけて、大きく育てる「ひと花イノベーション」の手法を、風土改革コンサルタントと、IT企業の経営者が解説。

市谷聡啓(いちたに としひろ)
ギルドワークス代表
市谷聡啓(いちたに としひろ) システム企画案やサービスのアイデアからのコンセプトメイキング(プロダクトオーナー支援)や、アジャイル開発の運営・マネジメントを得意とする。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発のマネジメントを経て、ギルドワークスの代表に。「正しいものを正しくつくる」これまでスタートアップ企業を中心に多数の仮説検証やプロダクト開発を支援。
野口正明(のぐち まさあき)
スコラ・コンサルトプロセスデザイナー
野口正明(のぐち まさあき) 日本とアメリカの大企業で商品開発、生産管理、HRMの職務を経験後、2006年スコラ・コンサルトへ。チームによるイノベーションが主な支援領域。とくに大企業の事業部において、事業/組織に備わる固有価値の発掘、時代・環境に対応するイノベーティブなテーマ創出と実行スタートの支援に知見と実績を持つ。食品、製薬、化学、機械、金融、保険、商社、IT等の大手企業を多数支援。