機能強化や表示の改良といったアップデートを頻繁に重ねるモバイルアプリ。その開発手法として注目されているのが「マイクロサービス」だ。ヘルスケアアプリを手掛けるFiNCの技術陣が、同社の事例を通じて、マイクロサービスやDocker、React.jsといった技術の利点を解説する。

連載
毎日アップデートに耐える、モバイルアプリの作り方
目次
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[5]React.jsを使って、商用SNSアプリを作ってみた
FiNCのWeb版におけるSNS機能を題材に、React.jsと、今人気を集めるフレームワーク「Redux」の活用について解説します。この二つを利用することで、大規模なアプリケーションでも見通しの良いソースコードを保ち、メンテナンス性を高めることができます。
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[4]Facebook発のUI構築ライブラリ「React.js」の魅力
Webアプリケーションのユーザーインタフェース(UI)開発用ライブラリとして人気を博しているのが、「React.js」です。React.jsの特徴を整理したうえで、FiNCがなぜそれを採用し、どう活用しているかを紹介します。
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[3]運用負荷やコストの増大を、Dockerで解決
マイクロサービスに基づくアプリケーション開発は決して容易ではありません。第3回となる今回は、FiNCのエンジニアから見たマイクロサービスの課題や、その解決策としての「Docker」の活用について紹介します。
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[2]取り組んで分かった、マイクロサービスの利点と課題
マイクロサービスには、急速な事業の多角化に対応できる、機能に合わせた技術選択ができるといった利点がある。一方で、運用のコストが増大する危険性があるなど課題も少なくない。
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[1]モバイルアプリ開発に「マイクロサービス」が適している理由
筆者は、ヘルスケアアプリ「FiNC」の開発/運用に携わるエンジニアです。アプリの裏側では、各種機能を別々のサービスとして設計/開発しています。複数のサービスをつなぎ合わせて1つのアプリケーションとして提供する、「マイクロサービスアーキテクチャー」と呼ばれる設計手法を採用しているのです。