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 ここで紹介する「Wake up as in Japan」は、フィンランドに留学中の筆者がどうしても欲しくて作った作品です。

 日本で生活していたときに筆者は、毎朝朝日を浴びて目を覚ましていました。ところがフィンランドは白夜に代表されるように、日照時間が極端に長い季節と短い季節が交互にやってくる国です。そこで暮らしている間も、日本と同じように朝日で目覚めたいと思いました。

 Wake up as in Japanはそのために作ったものです。これを使うと、日本と同じ時間(時差は考慮)、同じ明るさの朝日を浴びて目覚められます。この作品を「みんなのラズパイコンテスト2015」に応募したところ、「アイデア賞」をいただきました。

 システムの概要は図1の通りです。日本側に「RGBカラーセンサー」をつないだRaspberry Piを置き(図2)、測った太陽光の強さと色を、フィンランドの自宅に置いたRaspberry Piへ10分ごとに送ります。そのデータを基に時差を考慮しながら、ベッド際のランプに付けた「LEDモジュール」(LEDが8個並んだテープ状のもの)を光らせます(図3)。

図1●システム構成のイメージ
図1●システム構成のイメージ
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図2●日本側のRaspberry Pi
図2●日本側のRaspberry Pi
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図3●フィンランド側のRaspberry Pi
図3●フィンランド側のRaspberry Pi
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 測った太陽の照度情報と時刻は、フィンランドのRaspberry Pi側でデータベースに記録します。いろんな環境データをロギングして、遠隔で再生する仕組みには汎用性があるので、自分好みに拡張するのも容易だと思います。

 利用したRGBカラーセンサーとフルカラーLEDモジュールは、制御が少し複雑な部品でしたが、とても手軽に動かせました。どちらも使いやすい制御用ライブラリがインターネット(GitHub)で公開されていたからです。最初から公開ライブラリがある部品を探すことで、工作の手間を減らしました。