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 インターネット上に広く公開されているWebサイト。ネット接続ができる人なら誰でもアクセスできるように思えるが、そうではない。Webサイトの作りによっては、重要な情報にアクセスできない人がいる。

 代表例が、画像のみで情報を提供しているWebサイト。情報を画像として掲載している場合、音声読み上げソフトを通じてWebサイトを利用している視覚障害者には、その情報が伝わらない。音声読み上げソフトは画像の中身を読み上げられないからだ。

 色のみに頼った情報提供にも問題がある。入力フォームで、「赤字の項目は入力必須」と書かれていたとする。色覚障害などのために色をうまく判別できないユーザーには、どれが入力必須項目なのか分からない(図1)。

図1●Webサイトに求められる配慮の例
図1●Webサイトに求められる配慮の例
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 マウスポインターを重ねなければ表示されないメニューも同様だ。手がふるえるなどの理由でマウスを使えず、キーボードのみでパソコンを操作しているユーザーには、操作できない。そのメニューにたどり着く手段がほかに用意されていない限り、利用不可能だ。

アクセシビリティの向上を求める法律が施行

 誰もが必要な情報にたどりつけるようにするには、情報へのアクセスのしやすさ(アクセシビリティ)への配慮が欠かせない。例えば文字情報を画像で提供する場合は、その画像の内容を説明するテキスト情報を付与する。入力必須項目を示す際は、文字色を変えるだけでなく、何が必須なのかを別途明示する。Webサイト上のメニューは、キーボードでも操作できるようにする。こうした工夫が求められる。