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 「Webのアクセシビリティ(アクセスのしやすさ)向上は、利用者の役に立つのはもちろん、自社に返ってくるものも大きい」――。こう話すのは、NTTドコモのプロモーション部でWebサイトのアクセシビリティを長く統括してきた寺脇正光氏(現・コンシューマビジネス推進部 第一コマース担当)。同社は10年以上、企業サイトのアクセシビリティ向上に取り組んできた。

 顧客との重要な接点の一つであるWeb。「加齢によって見えにくい、障害のために使えないといったことがないようにしたい。それに、眼鏡を忘れて小さい字が読みにくいといったことは誰にでもある。いつでも誰でも読みやすいサイトにしたいという考えが基本にあった」(寺脇氏)。

コントラスト比の低い画像は“差し戻し”

画面1●NTTドコモは企業サイトで、Webアクセシビリティへの対応方針や対応状況を公開
画面1●NTTドコモは企業サイトで、Webアクセシビリティへの対応方針や対応状況を公開
(NTTドコモのWebサイトより)
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 同社は現在、Webアクセシビリティに関する日本工業規格「JIS X 8341-3」に基づいて企業サイト内の主要なページを制作している(画面1)。最新版である「JIS X 8341-3:2016」では、アクセシビリティ対応のレベルをA、AA、AAAという3段階に分け、各段階ごとに対応すべき項目や基準を示している。NTTドコモが準拠するのは、2番目のレベルに当たる「AA」だ。

 AAには対応すべき項目が40ほどあり、基準も厳しい。例えば文字で情報を伝える際には、文字と背景とのコントラスト比を「4.5:1」以上にすることを求めている()。

図●NTTドコモが社内向けに用意するガイドラインの一部。画像に求められる要件を解説している
図●NTTドコモが社内向けに用意するガイドラインの一部。画像に求められる要件を解説している
(出所:NTTドコモ)
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