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 空き時間やモノの貸し借りをネットで仲介するシェアリングエコノミーの代表格として、世界に広がる「Airbnb」。一方で“破壊者”とも呼ばれる同社の事業は、旅館業界を中心に反発を呼ぶ。共同創設者のネイサン・ブレチャージク氏は「変化は不可避。全ての当事者が変化を受け入れ学ぶべきだ」と訴える。


共同創設者のネイサン・ブレチャージク氏
共同創設者のネイサン・ブレチャージク氏
(写真:陶山 勉)
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 ITを活用した新しいビジネスと伝統ある既存ビジネスが共存するために必要なのは、変化に抵抗しないマインドセットを持つことではないでしょうか。なぜなら物事は常に変わり続けるからです。

 変化を止めることは不可能です。変化にあらがう労力を費やすよりも、そこから何を学ぶかが重要です。むしろ変化を受け入れ、先取りすべきです。もちろん、決して簡単なことではありません。それでも長期的には、変化に対応することが必要であると信じています。

 変化することは何か新しいものを生み出す過程の一部です。歴史的にも、絶え間ない変化が技術革新を引き起こしてきた例は枚挙にいとまがありません。

 もともと自宅を貸し出す「ホームシェア型」のサービスとしてスタートしたAirbnb。最近は不動産投資の目的でAirbnb専用に物件を用意する「業者」のような存在が増えている。投資家は物件を複数所有して、自身は住まずにAirbnbのために貸し出す。ある不動産投資会社は、一般的な賃貸に出す場合の3倍ほどの投資利回りを得られると打ち明ける。

 こうした状況は、「暮らすように旅をする」という同社の理念と相容れないのではないか。投資目的のAirbnbホストが、自宅を貸し出しゲストと交流するホストのような「おもてなし精神」を持ち合わせているとは限らないからだ。

 二つの側面があります。一つは何が消費者にとってベストか、ということ。答えは場合によって変わりますから、消費者への選択肢は多様であるべきです。一方、プラットフォームの提供者としては、消費者が満足できるよう、宿泊を予約する物件の内容を可能な限りよく理解できるよう努めています。