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 2016年も残すところあとわずか。今回と次回は、「2016年のAppleニュースの振り返り方」をお送りする。今回はハードウエアに関してだ。

 米アップルのビジネス全体を見渡すと、iPhone、Mac、iPadが全体の売上高の84%を占めており、依然としてハードウエア主体でビジネスが成立していることが分かる。iPhoneはハードウエアの中で76.2%、アップルのビジネス全体でも64%を占め、同社で最も重要な製品である(写真1)。

写真1●アップルの2016会計年度の製品分野別売上高
写真1●アップルの2016会計年度の製品分野別売上高
(出所:アップルの発表資料を元に筆者作成)
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 2016会計年度(2015年10月~2016年9月期)のiPhoneの販売台数は、2億1188万4000台となった。この数字には9月に発売されたiPhone 7の販売台数が2週間分含まれている。2015会計年度の販売台数は2億3121万8000台だったことから、およそ2000万台の販売減となった。

 2015会計年度の販売台数は、中国市場のハイエンドスマートフォンの好調さと、画面拡大を図ったiPhone 6の発売をピタリと一致させたことで驚異的な数字を記録していた。そのため、決算発表の場でも2016会計年度は「反動減」であることを強調していた。しかも中国市場の急ブレーキは、15期ぶりの減収減益という結果を招いた。2017会計年度に向けて正常化していくことが期待される。