「モバイルに対応しなくちゃいけないんだ!」。こうした一言がIT現場にアジャイルの導入を迫る。変化に対応した継続的な開発は、従来型のプロセスではうまくいかない。アジャイル導入の現場で起こりがちなトラブルと解決策を第一人者が語る。

岡大勝の現場発!アジャイル奮戦記
目次
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日本のアジャイルは将来どうなる?
「アジャイルは将来、主流になりますか?」。アジャイルを検討している組織のマネジャーからよく聞かれる言葉だ。それにはいつもこう答えている「世界では既にアジャイル型が主流です」と。事実、海外のチームでは事前の想定に近い形て?アシ?ャイルチームか?うまく立ち上か?っていく。しかし、日本の企業システムの大…
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アジャイルはなぜ「うさん臭い」と呼ばれるのか?
「アジャイルと聞くと“うさん臭い”と感じる」。率直な意見交換の中で、この言葉を耳にすることがまだまだ多い。変革に併うリスクもコストも少なくないにもかかわらず、得られるものが腹落ちできていないからだ。その状況を無視して、夢のような開発手法として売り込むような、筋の悪いアジャイルの押しつけが残念ながら…
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ITインフラもアジャイルで構築できる?
結論から言うと、少なくとも現時点では、インフラをアジャイルで構築することは現実的ではない。この点を間違え、泥沼にはまっているチームもある。インフラを決めずにアジャイル開発に入ると、大きな手戻りや無理のある実装として歪みが現れる。
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アジャイルでなくなる瞬間、定義にこだわりすぎるのはやめよう
連載を続けていると、「それはアジャイルではない」「あなたの書いていることは間違っている」といった意見が届くことがある。様々な観点のフィードバックをもらえるのはうれしいのだが、失礼ながら細かい点にこだわりすぎではないかと感じる意見もある。
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ウォーターフォールはダメなのか、鍵となるのは「不確実性」
この連載では、企業システムでのアジャイルの必要性を訴えてきた。ともすると、アジャイルが良く、ウォーターフォールがダメという風に捉えてしまった読者もいるかもしれない。そもそも良い悪い以前に、手法そのものを比較すること自体無意味だ。
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予算取りはどうする?先行きが不透明なら2段階で確保
「アジャイルだからスコープは決まりません。できるところまで一所懸命作ります」。アジャイル草創期には、何度も耳にした言葉だ。さすがに今は、こうした提案に予算を付けてくれる企業や組織はない。明確な根拠に基づく予算の算出が求められる。
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アジャイルの責任者は誰? 透明性を保つ三権分立、集中した権限者はいない
「アジャイルは責任者が分かりにくくて、相談しづらいんです」。筆者が支援していたプロジェクトで顧客の担当者から言われた言葉だ。そのプロジェクトは顧客による内製チームで、社員を中心に構成されていた。逆に相談しやすいはずだが、といぶかりながらも相談したい内容を確認した。
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