仮想化技術の粋をPCサーバーに詰め込んだ「ハイパーコンバージドシステム(HCI)」が盛り上がっている。ニュータニックスやヴイエムウェア、シスコ、ヒューレット・パッカードなどの製品が市場にひしめく。真のメリット、デメリットは何か。その正体に迫る。
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ハイパーコンバージドの正体
目次
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ハイパーコンバージドでコスト20%削減、北陸銀行の挑戦
北陸銀行は2017年1月のカットオーバーに向けて、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品による情報系インフラを構築中だ。従来はSIベンダーが構築してきたが、ベンダーに任せきりでは構築・維持に多額の費用が掛かる。これを課題と考え、銀行主導の体制に切り替える。
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ハイパーコンバージドを50台、オリックス生命保険の選択
ハイパーコンバージドシステム(HCI)は、スモールスタートして段階的にリソースを拡張できるのがメリット。オリックス生命保険は米ニュータニックスのHCI製品「Nutanix」を採用し、2015年からリソースプールを拡張しながら様々なシステムを構築してきた。
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Nutanix対抗の真打ち、「Dell EMC×VMware」が登場
米ニュータニックス(Nutanix)の追撃に向け、強力なハイパーコンバージド(HCI)製品が登場した。2016年11月16日、EMCジャパンは「Dell EMC VxRail 4.0」を日本市場に投入すると発表した。
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HPEとシスコ、自社製サーバーをハイパーコンバージドへ進化
米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)と米シスコシステムズは、いずれも自社製サーバーをハイパーコンバージドシステム(HCI)へ進化させて提供している。サーバービジネスで培った経験を生かし、新たな仮想化インフラの価値を顧客に訴える。両製品の特徴を見よう。
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ハイパーコンバージドは序章、“クラウド”に突き進むNutanix
仮想化技術の粋をPCサーバーに詰め込んだ「ハイパーコンバージドシステム(HCI)」が盛り上がっている。まずは、市場をリードするNutanixの実力を探ろう。