PR

 商品デザインをリニューアル!それに併せて「増量」などのキャンペーンも実施して、弾みをつけたい──。食品や日用品などのメーカーがよくやる手法です。複数のデザイン案とキャンペーン案をどう組み合わせたら一番売り上げが伸びるか。今回はそれを評価する手法について考えてみましょう。

 今回取り上げるテーマは、「2つの要因からなる商品パッケージデザイン案の評価」。2つの要因とは、増量キャンペーンの仕方と、商品パッケージのデザインです。増量キャンペーンの仕方は、「10%増量」といったようにパーセントで表現するものと、「5個増量」という形の、個数で表現するものの2つを考えます。

 一方のパッケージデザインも、A案とB案の2種類を設定。このキャンペーンの仕方とデザインの組み合わせ施策が、このケースにおけるビジネス戦術になります。組み合わせ施策は合わせて4種類。このうちどれが良いかを、消費者モニターに評価してもらいます。

 ただし、単純にキャンペーン単体とパッケージデザイン単体で評価するのは適切ではありません。タイトルに「A案とB案、評判が悪い方を採用する理由」とありますが、ある条件では悪い評価になったアイディア(案)が、条件の組み合わせを加味すると、むしろそちらの方がよいというようなことがあります。

 具体的には、後ほど説明しますが、パッケージ単体での評価では、パッケージ案Aの方が高評価ではあるものの、増量を個数で表現するならパッケージ案Bが良いというように、単体では評価が悪い方を採用することがあるといった具合です。

 今回は、消費者モニターの評価結果を分析していきます。このとき、「どの組み合わせが良いか」を検討することに加えて、組み合わせの違いによる効果である「交互作用」があるかどうかも分析テーマに据えます。