「センサーを設置するだけ」「使うのはスマホだけ」。必要なアプリケーションが既に用意されている、組み込み開発などの専門知識が不要など、簡単でラクにIoT(Internet of Things)を実現できる製品やサービスが続々と登場している。こうした製品・サービスを利用することで、実証実験から本格導入に進まないIoT導入の突破口になりそうだ。

連載
IoTラクラク実践術
目次
-
スマホさえあればIoTは始められる
IoT化が進められないITエンジニアにお勧めなのが、スマートフォンを使ったIoTシステムの開発だ。スマートフォンには加速度など様々なセンサーが組み込まれているうえ、通信機能も備わっている。最も身近で扱いやすいIoTを実現するための機器が、スマートフォンなのだ。
-
生産ラインからワナまで、明日からすぐIoTを始めよう
SaaS型の「出来合い」のIoTサービスが注目を集めている。センサー、ゲートウェイ、そしてセンサーから取得したデータを活用したクラウドサービスなどが一体化して、開発の手間が省けるだけでなく、非機能要件の実装も考慮する必要がなくなるからだ。
-
まずは最も身近なトイレをIoT化してみよう
IoTの本格導入を阻む1つめの「IoTの効果や使い方が、まだよく分からない」という壁を乗り越えたいITエンジニアにお勧めなのが、まず自分にとって、そして誰にとっても身近なモノをIoT化してみることだ。その代表例として今、IoT化が進んでいるのがトイレだ。
-
IoTを阻む3つの壁、容易に乗り越えるサービスを押さえる
今、実証実験から先に進めないIoTプロジェクトが増えている。その傾向をまとめると、大きく3つの壁にぶつかっていることが分かった。使い方・効果の壁、費用・期間の壁、そして技術の壁だ。