デジタル化はどの企業にとっても喫緊の課題だ。ただし、やみ雲にAIやIoTを導入しても効果は上がらない。ユーザー企業は、新たな取り組みでどうやって「利益を増やすか」を中心に議論を深める必要がある。
デジタルシフトを支援するSIベンダーには、アイデア出しからサービス開発までを推進する新たなSI手法が求められる。デザイン思考にアジャイル開発を組み合わせ、PoC(概念検証)で事業化を探る手法が一般化してきた。ユーザーとベンダーが二人三脚で進めるデジタルシフトのポイントを明らかにする。
デジタル化はどの企業にとっても喫緊の課題だ。ただし、やみ雲にAIやIoTを導入しても効果は上がらない。ユーザー企業は、新たな取り組みでどうやって「利益を増やすか」を中心に議論を深める必要がある。
デジタルシフトを支援するSIベンダーには、アイデア出しからサービス開発までを推進する新たなSI手法が求められる。デザイン思考にアジャイル開発を組み合わせ、PoC(概念検証)で事業化を探る手法が一般化してきた。ユーザーとベンダーが二人三脚で進めるデジタルシフトのポイントを明らかにする。
ITエンジニアの不足が深刻化する一方で、企業がエンジニアに求める技術が高度になってきた。AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)など新しい技術を使った開発ニーズの高まりなどが背景にある。エンジニアは今後どんなスキルを身に付ければよいのか、転職はどう考えるべきなのか解説する。
新ビジネスや新サービスを生み出すコツは、「自社の強みを見極める」「ユーザーと一緒に試行錯誤する」の2つだ。自社のノウハウを他社や他業種にソリューション展開したパレットレンタル、ユーザーと一緒にAIチャットボットを生み出した富士通の事例を紹介する。
デジタル案件の増加に伴い、SIベンダーもデジタルシフトを急ぐ。新サービス創出に向けて、デザイン思考とアジャイル開発を組み合わせる手法が広まってきた。スクラム(Scrum)開発を取り入れるSIベンダーも増えている。RFPを前提としない開発を進めるには、新たなSI力が必要だ。
ユーザー企業によるデジタルシフトの取り組みを紹介する。顧客にモノやサービスを販売する企業では、エンゲージメントの向上にITが威力を発揮する。デジタル案件ではこれまで以上にデータが価値を持つ。データ基盤の整備はIT部門主導で進めるべきビジネス支援だ。
デジタルシフトに期待を寄せるユーザーが増える一方で、PoC(概念検証)に疲れたという声も少なくない。AIやIoTの導入が目的になってしまったプロジェクトは失敗する。デジタル化の手法は様々あるが、「どの利益が増えるか」が議論の中心であるべきだ。