ヤフーが社内ビッグデータのフル活用による収益基盤の強化を急いでいる。メディア、EC(電子商取引)サイト、クレジットカードなど、事業を横断して集めたデータをどう分析し、新たなビジネスへと結びつけようとしているのか。その知られざる取り組みを追う。

連載
知られざるヤフーのデータ分析
目次
-
ニュース写真の切り抜きを効率化、ヤフー独自の深層学習手法とは
全社を挙げてデータ分析の強化を掲げるヤフー。社内外で注目を集めているデータサイエンティストの一人が、データ&サイエンスソリューション統括本部サイエンス本部エンジニアの山下直晃氏である。画像分析に焦点を当てた研究を進めており、「AI(人工知能)など最新の技術を生かしながら、画像にかかわる課題を解決し…
-
ヤフーのデータ分析専門組織を“暴れる集団”に変える
ヤフー 執行役員 データ&サイエンスソリューション統括本部長 志立 正嗣氏
データ分析に活路を求めるヤフーで、データサイエンティスト約400人を集めた専門組織が「データ&サイエンスソリューション統括本部」だ。同本部を率いる志立正嗣執行役員にマネジメントと人材育成の戦略を聞いた。
-
クリック数4倍、顧客単価を高めるヤフーの切り札「質拡張学習」とは
成長の活路を、データ分析による顧客単価の上昇に求めたヤフー。その切り札は「質拡張学習」と呼ぶ独自の機械学習の手法だ。