DVIは、基本的には映像伝送にデジタル信号を利用する映像入出力端子である。画質面の優位性もあり、後述するHDMIやDisplayPortでも、デジタル信号を利用するようになった。端子のサイズがHDMIやDisplayPortと比べるとやや大きめなこともあり、ノートパソコンではあまり搭載例がない。一方、デスクトップパソコンではまだ搭載されることが多いため、DVIをサポートする液晶ディスプレイは多い。

液晶ディスプレイ側のDVI端子(DVI-Dタイプ)
液晶ディスプレイ側のDVI端子(DVI-Dタイプ)
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 DVIは、D-Sub15ピンと同じく歴史の古いインタフェースであり、DVIを利用してアナログの映像信号を伝送することも可能だ。「DVI-I」はデジタル信号とアナログ信号の両方を扱える端子、「DVI-D」はデジタル信号のみ対応、「DVI-A」はアナログ信号のみに対応する。おおむね現行の液晶ディスプレイでは、DVI-D対応のDVI端子を搭載している。

4K解像度で利用できるHDMIとDisplayPort

 HDMIは、現状ではもっとも採用例が多い映像入出力端子である。パソコンだけでなく、液晶テレビやBDレコーダーなど家庭用の映像機器でも広く利用されている。現行の液晶ディスプレイであれば、低価格モデルから高性能モデルまで、HDMIを搭載していないものはあまりないと考えてよい。パソコン側でも普及が進んでおり、おおむねこのインタフェースを使って液晶ディスプレイとパソコンを接続することになる。

 ただしHDMIでは、対応する規格によって4K解像度で出力した時の「リフレッシュレート」が変わる。リフレッシュレートとは、画面全体を1秒間に何回書き換えられるのかを示すスペックで、HDMI 1.4までの場合は30Hz(1秒間に30回)、HDMI 2.0以上なら60Hz(1秒間に60回)に対応する。

液晶ディスプレイ側のHDMI端子
液晶ディスプレイ側のHDMI端子
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 映像をスムーズに表示するには、リフレッシュレートが60Hz以上であれば問題ないとされる。リフレッシュレート30Hzの設定でデスクトップを利用してみると、動画再生はもちろん、アプリのウィンドウを移動するにもカクカクとコマ落ちするような不自然な動きになる。ただビジネス書類のような動きの少ないアプリなら、30Hzでも問題にはなりにくい。

液晶ディスプレイのリフレッシュレートは、Windows 10の設定からも確認できる
液晶ディスプレイのリフレッシュレートは、Windows 10の設定からも確認できる
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 フルHD解像度の液晶ディスプレイを接続するなら、HDMI 1.4まででも60Hz表示に対応するので、とくに気にする必要はない。フルHDより高解像度の4K対応ディスプレイを購入する場合には、注意が必要だ。この点は、あとで説明する。