PR

 周囲をすべて撮影できる全天球カメラが、ブームの兆しを見せている。リコーイメージングが発売した「THETA(シータ)」を皮切りに、各社から多くの全天球カメラが発売されている。

 全天球カメラは360度写真や映像を、手軽に撮影できるのが特徴。近年のバーチャルリアリティ(以下、VR)ブームも一役買っている。

 通常のカメラは、画角が広い広角レンズを使っても、映る範囲が限られる。このため、撮影するときは必ずカメラを被写体に向けなければならない。一方、全天球カメラは周囲をすべて撮影できる。シャッターを押すと、周囲にある人や物がすべて被写体となる。ここが全天球カメラと通常のカメラで大きく違うところだ。

 全天球カメラで撮影した写真や動画は、米グーグルのストリートビューのように視点を自由に変えて視聴できる。撮影者の視野では捉えられない光景まで撮影できるため、予期せぬ物や瞬間も映って面白い。全天球カメラで撮影した写真や動画は、ブログやSNS、動画サイト、Googleマップなどにも貼り付けられる。

全天球カメラで撮影した写真。マウス操作で視点を自由自在に動かせる
全天球カメラで撮影した写真。マウス操作で視点を自由自在に動かせる
https://theta360.com/s/l165hTyTzCWlxrD163FB9YDEC(撮影:田代 祥吾)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回は、360度カメラの草分け的製品、THETAを取り上げる。現在、スタンダードモデルの「THETA SC」と、ハイスペックモデルの「THETA S」の2機種が発売されている。スタンダードモデルのTHETA SCを試用した。

 THETA SCとTHETA Sの大きな違いは、動画撮影機能だ。THETA SCは動画の撮影時間が最大5分なのに対し、THETA Sは最大25分またはファイルサイズが4GBまでの動画を撮影できる。また、THETA Sには映像出力として、HDMI出力端子がある。ライブストリーミング機能もある。

 搭載レンズや有効画素数、撮影解像度、撮影枚数など、上記の動画撮影機能以外はほぼ同じだ。映像の5分間以上の長時間録画やライブストリーミング、HDMI出力端子が必要なければ、THETA SCでも十分に活用できる。重量はTHETA SCの方が23グラムも軽い。

「THETA SC」(リコーイメージング)は、周囲すべてを撮影できる全天球カメラ。実勢価格は約3万円。カラーバリエーションは、写真のホワイトのほかに、ブルー、ベージュ、ピンクの合計4色
「THETA SC」(リコーイメージング)は、周囲すべてを撮影できる全天球カメラ。実勢価格は約3万円。カラーバリエーションは、写真のホワイトのほかに、ブルー、ベージュ、ピンクの合計4色
(撮影:スタジオキャスパー、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]
側面に電源ボタンや無線ボタン、撮影モードボタンなどがある。ボタンは本体中央部に配置されているので、本体を握ったときに親指で操作しやすい。奥行きは22.9mmしかなく、胸ポケットにも入れられる
側面に電源ボタンや無線ボタン、撮影モードボタンなどがある。ボタンは本体中央部に配置されているので、本体を握ったときに親指で操作しやすい。奥行きは22.9mmしかなく、胸ポケットにも入れられる
[画像のクリックで拡大表示]
THETA SCと上位モデルの「THETA S」の主な仕様を示した。動画撮影機能が異なる
THETA SCと上位モデルの「THETA S」の主な仕様を示した。動画撮影機能が異なる
[画像のクリックで拡大表示]
付属品はソフトケースとMicroUSBケーブルのみ。防止機能を持ったハードケースや、底面の三脚穴に取り付けるストラップ用アタッチメントといったオプションも用意される
付属品はソフトケースとMicroUSBケーブルのみ。防止機能を持ったハードケースや、底面の三脚穴に取り付けるストラップ用アタッチメントといったオプションも用意される
[画像のクリックで拡大表示]