日経コミュニケーション スマートな社会を支えるICT最前線

日経コミュニケーション スマートな社会を支えるICT最前線
目次
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画像センサーで防災・防犯
高度化する画像処理技術が後押し カメラで安全・安心な街づくり
社会に役立つICTの一つに、カメラによるモニタリングがある。ネットワーク接続したカメラだけなら決して珍しいものではないが、画像処理技術の進歩により、高度なモニタリングが可能になってきている。代表的な適用領域は防災や防犯だ。
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街づくりに“デジタル”革命
エネルギー/ファシリティー管理は第一歩 次なるステップは人の動きの最適化
Internet of Things(IoT)やロボット技術により、今後は不動産の価値の捉え方が変わる――。世界の不動産業界に、こうした意識が芽生えつつある。称して「Digital REvolution」。2015年3月に南仏のカンヌで開催された不動産関連の国際見本市「MIPIM 2015」では、…
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“明るい”街を効率よく
欧州を中心に広がるスマートライティング エネルギー消費を抑えつつ安心して歩ける街に
IoT(Internet of Things)の応用例として、スマートライティング(Smart Lighting)が広がりつつある。照明の運用を効率化することで、省エネを図るものだ。特に目立つのが欧州での街灯への適用。代表的なスマートシティ・プロジェクトに、スマートライティングの採用例が見られる。
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“店舗”に広がる無人化
Amazon Go、変なホテルなど広がる実例 人工知能やアプリ決裁併用でより便利に
受付などの接客にも会計にも人がいない店舗。そんなシーンが少しずつ現実になり始めている。そうした仕組みを支えるのはコンピュータやロボット、人工知能(AI)、そしてIoT(Internet of Things)。
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生物に学んで作る未来
アリに学んだ「自律的な協調作業」ロボット インダストリー4.0の方向性が垣間見える
生物が長い進化の過程で培ってきた生きるための“知恵”を、機器などの仕組みに生かす「バイオミメティクス」。その生物に学んだ仕組みの適用先の一つとして有力なものに、「未来の工場」がある。そこでは、生物から学んだ仕組みと同様の機能・機構を持つ製造装置やロボットが稼働し、人と協働し、効率的な製造体制を築く…
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弱視者を救う新手の“メガネ”
極細レーザーで網膜に投影するスマートグラス 医療・福祉分野を中核に多様な場面に展開
手を使わずに使えるデバイスとして注目されるスマートグラス。既に数々の製品が登場し、AR(拡張現実)などの技術を併用することで、エンターテインメント、作業支援の用途が広がると見られている。そんな中にあって、医療・福祉分野をメインターゲットとするスマートグラスが現れた。
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デバイス、映像で高度医療
ウエアラブル機器が状態に合わせて自動投薬 医療現場ではVR/AR、映像技術の活用が進む
ロボットによる手術支援、遠隔診療など、医療分野では様々な面で高度化が進んでいる。今回は、今後期待されるもののうち、遠隔診療の発展系として考えられる自動投薬と、映像技術を使った医師の技術支援の仕組みを取り上げる。
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医療難民を救う遠隔診療
いつでもどこでも医師にコンタクト 各種センサーを使い街頭セルフ健診も
2015年後半から、国内で遠隔診療サービスが立ち上がってきた。ICTを活用することで、病院まで行かずに、かかりつけの医師の診断を受けられる。これにより、「医療難民」の問題を解決できる可能性が高まっている。一方、健康状態を見える化するためのセンサーデバイスも進化し、より高度で高精度な遠隔診療が現実に…
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顧客対応に浸透するAI活用
チャットや電話での24時間自動応答を実現 金融や行政も採用、“気軽に問い合わせ”で効果
将来を担う技術として様々な業界から注目される人工知能(AI)。AIを搭載したロボットを店頭に設置するなどの事例もいくつか登場している。これらの多くは実証やテスト利用。そんな中で、実際の業務でのAI利用が活発化してきた分野がある。チャットや電話での顧客対応だ。
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30分後のタクシー需要予測
人口統計データ×機械学習でシミュレート 経験の違いからくる業績の差をICTで埋める
人の状況・行動パターンを予測し、それに合った商品・サービス、さらにはその次の行動などをレコメンドする─。IoT(Internet of Things)によるデータ収集とビッグデータ解析により、そうした未来予測がある程度可能になっている。一例として、NTTドコモが取り組んでいる「移動需要予測」が挙げ…
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IoTでごみ発電を最適制御
炉内の炎をモニタリングし燃焼状態を把握 ビッグデータ解析により異常を事前に察知
企業が運用する仕組みの中で、IoT(Internet of Things)を一番適用しやすい分野は、施設の動きを見える化し、効率を高めたり、故障などの異常をいち早く見つけたりする部分だ。
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IoTで鉄道にスマート保全
車両センサーネットでデータ収集 人口減少社会での安全維持を目指す
東日本旅客鉄道(JR東日本)が車両のセンサーネットワーク化とビッグデータ解析に取り組んでいる。将来的には人工知能(AI)の活用も視野に入れる。最大の目的は、鉄道のメンテナンスの効率化や対応のスピードアップ。
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物流・測量で活用が急拡大
国内でようやく動き出したドローン革命 実証実験だけでなくサービスでの利用も
自律飛行が可能な小型マルチコプター(ドローン)を活用する例が、国内で急増してきた。写真などに基づいた3次元(3D)測量や監視のサービス、宅配をはじめとする荷物のデリバリーなどである。従来も想定されていた利用シーンではあるが、実際にビジネスとして動き出している。
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“移動者”目線でクルマ変革
IoTを活用した新手のサービス次々に 要はクルマの状態監視や利用者マッチング
クルマを単純にドライバーとしての視点ではなく、生活に役立てる移動手段と捉えると、従来とは違うクルマの在り方が見えてくる。前号で紹介した自動運転を利用した買い物弱者支援などはその一例。月額費用で利用できるプリペイド型自家用車、オンデマンドタクシーやライドシェアなどもある。これらのサービスを実現するうえ…
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自治体も注目する自動運転
無人運転でバスやタクシーがロボット化 “買い物弱者”救済策としての可能性に注目
2016年2月29日から3月11日にかけて、神奈川県藤沢市で、自動運転型タクシーの実証実験が行われた。自動運転により、乗客を目的地まで連れて行くロボット型タクシーである。自動運転の実証実験は、ほかにも国内外で進められ、技術面では数年先での実現の可能性が見えてきている。
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”住まい”がデジタルに
センサーやAIが生活空間に浸透 建物が人を見守り、暮らしを支援
IoT(Internet of Things)や人工知能(AI)が広がり、社会全体のデジタル化が進んでいる。我々が生活する”住まい”も例外ではない。例えば壁や窓が人の行動を見守り、状況に合わせて、照明の明るさや色、室温はもちろん、壁紙、窓から見える景色まで制御し、過ごしやすくしてくれる。そんな空間…
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国内で動き出すUTM
普及期には欠かせないドローン管制 楽天が米社と連携、いち早く着手
2017年3月、楽天がドローンの管制システムサービスを始めることを明らかにした。ドローンの管制システムは、複数のドローンが近隣を飛び交う際にそれぞれの安全な航路を確保するための管理システムで、UTM(UAS Trasport Management)と呼ばれる。
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需要膨らむ作業支援ロボット
深刻化する労働力不足の有力な打開策 人にとっての過酷な作業環境にも対応
労働力不足が深刻さを増している。今後は広い範囲で影響が露呈されてくると考えていい。その有力な対策の一つになり得るのはロボットである。無人化を実現するロボット、人の作業を支援するロボットがそうだ。実は、これらは既に社会のいろいろなシーンに入り込んでいる。
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人を見守る社会
家、オフィス、街が異常や危険を検知 店舗での防犯、オフィスの働き方改革にも
異常が発生したり、人に危険が近づいたりすると、家や施設・設備がそれを察知し、警告する─。このように、カメラとリアルタイムの画像解析、各種センサーなどを含めたIoT(Internet of Things)の浸透により、今後は社会全体が常に人々の活動を見守り、危険を回避し、より便利な生活空間を実現する…
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広がるビーコンIoT
屋内でも人やモノの位置をしっかり捕捉 道案内、作業支援など幅広い応用
Bluetooth Low Energy(BLE)による近距離通信技術「iBeacon」を利用する例が、様々な分野に広がりつつある。代表例は小売り店舗などでのマーケティング用途だが、それだけではない。旅行者などへの道案内、さらには建設現場での作業支援など、新たな活用法に取り組む例が出てきている。
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