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 第1回で紹介したWarranteeが東京海上日動らと組んで始める新サービスは「インシュアテック(InsurTech)」の代表例だ。インシュアテックとは保険(Insurance)とITをかけ合わせて、これまでにない保険商品を開発したり高度な保険業務を実現したりする取り組みの総称だ。金融とITをかけ合わせたFinTechに続き、2016年ごろから日本でも動きが活発になり始めた。

 大手生命保険の中で比較的早く動いたのが第一生命保険だ。2015年12月に「InsTechイノベーションチーム」と呼ぶ推進組織を発足。日立製作所やNTTデータといったITベンダーとの協業、大学との共同研究を通じて、同分野の事業開発を進めている。

 損保業界ではSOMPOホールディングスが2016年4月に「SOMPO Digital Lab」を発足。東京と米シリコンバレーに拠点を設け、ITベンチャーの発掘や協業を通じてインシュアテックを推進する。

 中堅でも参入の動きが盛んだ。楽天生命保険は2017年7月1日、インシュアテックに関する研究組織「楽天生命技術ラボ」を発足した。親会社の楽天と協力してAIやビッグデータ分析の技術を活用し、新しい保険商品やサービスの開発、申し込み手順の効率化に取り組む。

AI、IoT、ビッグデータがけん引

 生損保各社の活動を見ると、インシュアテックの取り組みは3種類に大別できる。新たな保険商品の開発、顧客向けサービスの改良、バックエンド業務の高速化や効率化である。

図 インシュアテックの全体像
図 インシュアテックの全体像
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