小さなボールの方向や強さを即時に感知し、的確にボールを打ち返す―。オムロンが開発した「卓球ロボット」は同社の世界最先端のセンシング技術を象徴する存在だ。

 センシングは今や急激に拡大するIoT(モノのインターネット)の中核を成す技術。オムロンは自らIoTの先進活用をけん引し、センシング技術の用途の幅を広げる。自社の生産現場では、設備の稼働状況を記録した「製造ビッグデータ」を、生産改善や品質革新、故障の予兆保全などにつなげる。また「オープンイノベーション」の取り組みも本格化。顔認証技術やヘルスケアのデータを他社と“共有”し、多様なニーズに応えるアプリやソリューションの開発につなげる。

 IoTの先端を走るべく、挑戦を続けるオムロンの最前線に迫った。